独立行政法人国民生活センターでは、共同購入型クーポンサイト利用者によるトラブルの報告が、2010年10月頃から相次いでいることを公表しています。同センターでは、トラブルの拡大を未然に防ぐため、消費者にクーポン購入の際には慎重な確認などを怠らないよう呼びかけています。
この数年間で飛躍的に進化した共同購入型クーポンですから、トラブルを防ぐ仕組みが現実に追いついていない面もあるようです。ここでは、皆さんが共同購入型クーポンを利用する際の参考としていただけるよう、これまでに発生したトラブルや問題を取り上げ、紹介したいと思います。
これは、新聞やテレビなどで取り上げられましたからご存知の方も多いと思いますが、2010年末に、共同購入型クーポンサイトで50%割引で販売されたおせち料理が、当初予定100セットの5倍という数の注文を受け付けて、それをそのまま引き受けてしまった、という問題です。結局キャパシティオーバーのため大晦日になっても約200人分が未配達、という状況に加えて、広告写真より量が少ない、料理が傷んでいる、などの苦情が相次ぎました。
クーポンサイト運営者はこの事態に対してトップページにお詫び文を掲載し、注文者へ返金という対応をしました。おせち料理提供元の会社は、注文が多すぎて間に合わなかった旨を説明し、代表取締役社長が辞任、翌1月には、神奈川県、横浜市、農林水産省が立ち入り調査、消費者庁も会社や社長から事情聴取を行うという事態になりました。
また、共同購入型クーポンサイトに2010年11月に掲載された「馬刺+馬しゃぶ等or刺身+魚しゃぶ等」のクーポンで、販売数が1365枚とクーポン枠の席数を大幅に超える売上げを上げたため、店側がクーポン利用の予約者に、使用期限である6月まで予約が一杯と嘘の対応をしてしまった、という問題がありました。結局、すべての購入者に返金対応することになりました。
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